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2025年9月16日

講演会報告

2025年3月の講演報告4回目です。
4回目は認知症の考え方についてです

第4回 認知症の考え方

人生100年、認知症1000万人時代。
高齢者認知症とどう向き合ったらいいでしょうか。
二つの考え方があります 。

⑴疾患モデル 認知症は病気

認知症は色々な原因で起きる病気だから、お薬等で治療しましょうという立場です。

⑵人生モデル 認知症は老化の一側面

認知症は老化の一側面、人生の物語と捉える。
認知症で困っている人がいれば助けてあげればいい。
ことさら病気であることを強調する必要も無い。
困っていなければ治療する必要も無いという立場です。
勿論必要があれば治療します。
とても魅力的な考え方だと思います。

初期認知症の方に対する向き合い方

ご本人に

認知症になっても尊厳は失われないこと
有意義な人生が送れること

周囲の人に

本人の尊厳を傷つけないこと
感情面の安定を目標とする

アルツハイマー病は「精神の生活習慣病」

生活の乱れが「身体の生活習慣病」を引き起こすように、脳も適切に使用しないと脳機能の低下が起きる。
適度な運動をしながら、前向きに生きましょう。